5年、10年先を見据えた進化系酪農業

人と牛の共生と、次世代の酪農家の育成という役割を持つフェリスラテ。
進化し続ける牧場の5年後・10年後の未来とは?

経営理念とビジョンイラスト

フェリスラテの5年後・10年後の未来

牛にやさしく人にやさしく、笑顔のために

3.11東日本大震災及び東京電力福島原子力発電所事故後、私はたくさんの方々に励まされ、勇気づけられ、支えられ、助けられて参りました。その間、世界的な乳製品メーカーによるご支援を受けた『ミネロ・パイロットファーム・プロジェクト』による第一弾となる復興牧場「ミネロファーム」の立ち上げと開設。ここはNPO法人による運営であり地域課題・社会課題への取り組み、具体的には後継者や新規就農希望者など酪農業に興味を持っている方、また目指す方へのトレーニングと現場研修・指導事業、子供たちや社会人に対する酪農体験事業など、新たな酪農経営の取り組みを学びました。

その後第二の復興牧場となるフェリスラテを立上げ今日へと至るわけですが、フェリスラテ開業の際も同じように、国や福島県、農林中央金庫、他にもたくさんの方々のご支援を賜りました。このように確かに自分の立場は変わってきておりますが、自分の軸足は全くブレていない事を確信しています。震災前、飯舘村へと新規就農・入植し、自分の牧場を持った時から常に「人にやさしく、牛にやさしく」との信念を持ち続けています。これは人と牛との共生という意味であり、お互いがいなければ成り立たない関係を指します。フェリスラテではこの想いをそのまま企業理念にいたしました。

牛にやさしく人にやさしく、笑顔のために

価値創造による収益構造の構築

第一に業容の拡大です。300頭規模の自家育成牧場の整備と、繁殖牛資源の生産と預託牛受入れ機能の構築を計画し、既に各関係機関とも連携しスタートを切っております。これによりフェリスラテ本体における後継牛育成コストが大きく改善されることに繋がります。

第二にJGAP認証取得と6次化への取り組みです。フェリスラテが生産する生乳をGAP認証によるアドバンテージで、生産の現場から直接消費者までフェリスラテのブランドをフードチェーンに乗せてまいりたいと考えています。こうした取り組みではマーケティングやITの導入により、フードチェーン全体に関わることで酪農の現場のみならず高品質の生乳を用いた価値創造による収益構造を構築してまいります。

価値創造による収益構造の構築

<Pay it Forward>の精神

最後に少子高齢化、後継者不足に対するフェリスラテの役割です。前述したようにフェリスラテはたくさんの方々のご恩を頂いてまいりました。これからは私たちがそのご恩に報いるそして次の世代に返していくこと。だからこそ<Pay it Forward>の精神を大切にしたいと常々考えています。これは誰かから受けた恩を、直接その人に返すのではなく別の人に送ることです。例えば決して多くは無いにしても、酪農業を目指す若者の数は絶対数おります。きっかけは何でも構いません。しかし今までは酪農家の跡取りが酪農家になり、私のようにサラリーマン家庭から酪農家になるのはとてもハードルが高い状況でした。
酪農家の子息がスポーツ選手や政治家になっても構いやしない。逆に、志があればどのような環境の人でも誰でもなれる職業、そういった環境整備にも力を入れていきたい。フェリスラテでしっかりと酪農家としての技術と酪農経営を学び、独立するための支援をしっかりと行っていく。これこそが私の役割、使命だと実感しております。

フェリスラテをただの牧場で終わらせるつもりはありません。ここで働く皆さんやステークホルダーに対し、ファンであってもらうための仕組みづくりに、ぜひご協力をお願いいたします。

<Pay it Forward>の精神